- 投資の一歩目、何から始めたらいいのかわからない方
- まず何をしたらいいか知りたい方
- 具体的にどう始めたらいいのか知りたい方
- スムーズに失敗せずに投資を始めたい方
自分も始めようと思うけど、なかなか次のステップへ進めないという方も多いのが現状。
しかし、誰もが初めは初心者です。
資産が億に到達している投資家も、かつては初心者でした。

『投資は危ないもの。初心者は大損こいておしまい』
そんなことが頭をよぎり、一歩目が重たいよね。
投資初心者がこれからしていく流れは以下の通りです。
- 「目的」と「方法」をザックリ決める。
- それに合った証券会社を選び、開設する。
- 投資のやり方(スタイル)には「どんなものがあるか」知る。
- それに必要な分析方法や考え方を知る。
- 少額から売買をしてみる。
- チャンスを待ちつつ、本で勉強。
このページでは①と②について、
初心者の方が最初に知りたい「投資の始め方」を解説します。
投資の目的を把握する

「投資」と聞くと「お金を増やすこと」と抽象的なイメージを持ちがち。
しかし、投資といっても範囲や手段が多様で目的が定まらないことには始められません。

投資を始めるあなたに質問です。あなたの投資の目的は何ですか?
目的によって投資の仕方・投資先が変わります。
この質問の意味がわからなかったり、質問への答えも出ない方もいるのではないでしょうか。
そんな方も大丈夫。私もそうでした。
投資の目的には、どのようなものがあるのか解説していきます。
投資の目的は主に以下があげられます。
- 資産の拡大
- 不労所得の獲得
- インフレ対策
一つずつ解説します。
資産の拡大

今持っている資産をさらに多く大きくしていきたい。という「より増やす」目的。
「資産形成」というワードをよく耳にしますが、これも事実上の資産の拡大。

ここでいう資産というのは、明日の資産ではありません。
もっとずっと先の未来の資産を意味しており、1年や2年では豊かさや生活水準では実感できないと思っていいでしょう。
短期的なリターンではなく、遥か未来の資産を育てることが目的。
多くの場面で推されている「資産形成」ですが、
やっても生活が豊かになるわけではなく、数字をただ育てる行為を何十年も続けていきます。
大抵の方は、数年で挫折してしまいます。
最も合理的で効率的な投資先・投資方法がわかっているものの「続ける」という最大の難しさがあります。
お金を増やすためなら、すぐに豊かになれなくてもOKな方向けの投資
不労所得の獲得

自分は動かずして、所得を得ることが目的
この言葉から連想するのは不動産投資や株での配当がほとんどかと思います。
投じた資本から入ってくるお金により所得を得るわけですが、ある程度の額を投じないと当然所得も少ないです。
さらにいうと「まとまった額」がないと始められないと勘違いしている方もいます。

1万円以下で配当を受け取ることも可能です。
資産の拡大という面では効率に劣りますが、
数年時間をかければ年々不労所得は自分の手によって増やしていけます。
こう聞くと今すぐにでもやりたい!と考えるかもしれませんが、
これも投資の一つで減るリスクを抱えていることを忘れてはなりません。
日々の暮らしを少しずつでも豊かにしていきたい方向けの投資
インフレ対策

「インフレ」物価の上昇に対応するために、今もっているお金の価値を守る目的
これが投資をする目的の方は、ある程度資産をお持ちの方だと思います。
お金の価値が減るという表現をよく聞きますが、この表現わかりづらいですよね。

より端的に言うと
「今のお金の価値で、出来ることが減っていく」です。
かつての日本は、40円でラーメンやお蕎麦が食べれる時代がありました。
現代では同じ日本なのに、40円では駄菓子くらいしか買えません。
これがインフレ。同じ40円で出来ることが減りました。
良くないことと捉えがちですが、徐々にゆっくりとインフレしていくことは
国が豊かになっている証拠で、いいことです。
「インフレ対策の投資」=「お金をお金のまま持たないための投資」です。
一般的に「ゴールドが良い」と聞きますが、なんか難しそうですよね。
ちゃんと解説しますので大丈夫。目的が固まったことで一歩前進です。
結局自分はどれなんだ🤔??

そんなあなたに、投資の目的診断を作りました。

お金はみんな欲しいですが、残りの寿命がどのくらいなのかによっても投資の目的は変わります。
投資の目的は、「ただお金を増やすこと」と思いがちです。
自分の具体的な投資の目的を把握することで始めるものが見えてきます。
あなたの投資の目的は、わかりましたか??
投資の方法を決める

投資の方法を決めていきます。まずは大まかなところから決めていきます。

投資の方法は、「手動」か「自動」のどちらか。
投資の方法は以下が挙げられます。
- 自分で売買
- ロボアドで自動運用
他にもいくつもありますが、理解しやすいよう大まかな分類として説明します。
自分で売買

自分の判断で買付を行い、売却まで行う方法。

初心者に限らず、多くの人が自分の手で売買しているよ。
自らの手で売買することのメリットデメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
---|---|
配分・タイミングを好きにできる 手数料を抑えて投資出来る 経験・分析の方法が身に付く | 手間がかかかる 心理が影響しやすい 多少の時間が必要 |
それぞれ解説していきます。
配分・タイミングを好きにできる
投資の肝。どんな投資先に、どのくらい資産を割り振るか。それをいつやるのか。
これを自分で行うことができます。
どのくらいを株にして、どのくらいはFXで運用してなども出来ます。

資金が多くないうちは幅広くしないとしても、
資金が大きくなればこの配分を甘く見ると危ないよ。
配分もタイミングも「初心者だからサッパリわからない」と投げ出さないことが
お金を増えやすくする秘訣を言ってもいいです。
手数料を抑えて投資出来る
使う証券会社やプラン内容によって手数料を抑えながら売買ができます。
投資には「売買することで発生する手数料」があります。
全ての証券会社ではありませんが、これを無料にすることができます。

コストを削って投資できれば、それが長い期間になれば
手元に残るお金は違ってくるね。
株・債券・暗号資産など様々な資産クラスがありますが、売買手数料がかかるものもあります。
だからこそ、無料にできるところは賢く使っていきたい。そのための手動です。
経験・分析の方法が身に付く
投資は最初、何が何だかわかりません。
専門的な言葉も表やグラフの見方も、一気に全体が目に入ってしまって嫌になります。
しかし、自分のお金で勇気を出して、自分の手で買い付けを行うと本当の意味で真剣になれます。
最初は何もわからなかったのに、少しずつ、でも確実に経験が積まれていきます。
そしていつか「慣れ」がやってきて、いつの間にか初心者ではなくなっています。

経験値はお金では買えないよ。
積み上げた経験値は次の投資に活かせて、失うこともないよ。
コレが投資における1番の恩恵と言っても過言ではないでしょう。
手間がかかる
自分で買付と売却。
慣れるまでは一つ一つ操作がスムーズにいかず手間に感じるかもしれません。
注文にはログインが必要だったり、注文の選択する項目が多くて手間と感じることもあるでしょう。

投資は楽して金稼ぐことと思っている方が一定数いると聞きますが、むしろ逆。
戦略をねり、注文をして、分析して、それでもマイナスになることもあります。
手動での投資は、手間ありきです。
心理が影響しやすい
自分で売買すると、初心者であればあるほど値動きが気になり頻繁に様子を見てしまいます。

値動きチェックの頻度で、初心者度がわかるまであるよ。
実際の値動きを感じるため、リスクに慣れていない初心者は大きなストレスになりがち。
買付のタイミングが悪かったと怖くなったり、損失の耐えきれなくなり手放してしまうこともあります。
投資における障害である「心理」が出てしまうことは忘れてはいけません。
多少の時間が必要
こうなったら買おう、こうなったら売ろう、今は手を出さない。など
投資において「その時」はすぐにはやってきません。

投資は、いつ買っても儲かる的な簡単なものじゃないよ。
戦略として「未来は上がっているはず」と信じ、今買って長い時間保有し続けるのもありです。
しかし、これがもし他人の意見で自分の戦略でないなら
多少の下落で怖くなって、その未来という時間が来るまで保有することができないでしょう。
手動で行う投資は、いつでも手放せてしまえるからこそ、利益がでるまで保有する時間が必要です。
ロボアドで自動運用

AIを活用した投資方法。
現在いくつかの会社から出ていて、投資のサービスという側面が強いです。
ロボアドバイザーには、2種類あります。
- 名前の通りアドバイスしてくれる「アドバイス型」
- 自動で投資先を決め、配分を整え運用してくれる「投資一任型」

全てのロボアドが自動で運用してくれるわけじゃないよ!
自動で運用してくれるのは「投資一任型」ロボアドバイザー。
これのメリットデメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
---|---|
タイパが良い 心理が影響しない | 手数料や使用料がかかる 経験・分析の方法が身に付かない |
「自動売買」ていうのとは違うの🤔??
「自動売買」というものもありますが、
使うものが本当に優れているか確認と検証をする必要があります。
使えば使うほど損を自動で出し続けるのであれば目も当てられません。
また、多額の資金を扱う機関投資家の使う機械での売買は「アルゴリズム」といい別物です。
タイパが良い
入金して、入金した資金を自動で売買して資産配分まで調整してくれます。
自動でおこなってくれるため、投資に使う時間を使わずにすることになります。

初心者で、時間もとれない方には良い投資方法だね。
戦略をねり、分析して、注文をして、それでもマイナスになることもあります。
時間をかけた分だけ勝つことが出来る世界ではないため、タイパが悪いと感じる方も多くやめてしまうケースもあります。
投資はタイパを重視して、自分のやるべきことに時間をかけるための良い選択と言えます。
心理が影響しない
自分で売買すると、初心者であればあるほど値動きが気になり頻繁に様子を見てしまいます。
不安などの心理が働くことで、戦略にない取引をしてしまい損失を出すことは投資あるあるです。

自動でしてもらえるから、自分の心理と切り離して投資できるね。
実際の値動きを感じるため、リスクに慣れていない初心者は大きなストレスになりがち。
買い付けのタイミングが悪かったと怖くなったり、損失の耐えきれなくなり手放してしまうこともあります。
投資における障害である「心理」が出てしまうことを完全に阻止できます。
手数料や使用料がかかる
「投資一任型」ロボアドバイザーは、機械的に運用してくれる便利なサービス。
もちろん手数料は発生します。

決して安くないので、資金効率の面ではイマイチだね。
まだ新しい投資のサービスなので、これから更に安く使うことができるようになっていくことも考えられますが、現状ではお高め。
その分「信頼できる」とも解釈することも出来ますが、意見は分かれそうです。
経験・分析の方法が身に付かない
全てがわからない最初は、運用を自動で行ってくれるのは心強いです。
便利なサービスで使えるものは使うのが良いとは思う一方、経験値が積めていないのではという懸念があります。
自動運用になると分析をしないで、ロボアドを信じてお金を入れておくだけになるからです。

便利で心強いけど、投資スキルでみたら初心者のまま。
投資のサービスを使っているだけで、投資の経験値は得ていると錯覚する方もいますが、
自分で売買してドキドキして、真剣に分析もしないとなると経験値にはなっていません。
投資のスキルと経験が身につかないことは
自動運用では仕方のないことであり、許容したうえで使用する必要があるでしょう。
初心者はどっちがいいの🤔??

長く続けていくなら「手動で自分で売買する」一択
投資は経験が活かすことができるものです。
自分で投資先と配分を考えないと、いつまでも初心者のままです。
自らの成長が得られるのは最大の価値。少しずつでも自分の手で行っていきましょう。
証券会社の選び方

証券会社は、どのように選んだらいい??🤔違いはある??🤔

証券会社によって「強み」が違うよ。
自分のする投資に強みのある証券会社を選ぼうね!
チェーンのスーパーでも、強みとしている食品が違いますね。
それぞれの強みとしているものが違うので、使い分けるのがベストな選択です。
選ぶ時にやりがちなミス


僕も初め、証券会社の選び方間違えてたよ。
証券会社を選ぶにあたり、投資を初めてたての多くの方がやりがちなミスがあります。
それが以下の2つです。
- 証券会社に売っている商品の中から、投資するものを探す
- 投資するものによって証券会社を変えない
買いたい商品の取引できる証券会社を開設する。
これだけの説明では、イメージしづらいと思うので例え話を出します。

「お味噌を買う時」の例え話するよ。
買うにあたり
お店に行って並んでいるものの中から選ぶか・買いたい味噌を売ってるお店を選ぶかという話です。

とにかく買いたい人 | 賢く買う人 |
---|---|
まずお店に行く ↓ ある物の中から選ぶ ↓ 買う | 欲しいのは何か、明確にする ↓ どこで買えるか調べる ↓ その中でお得な店を絞る ↓ 買いに行く |
味噌なら何でもOKなら、どこで買っても問題ありません。
しかし、メーカーや価格や仕様などこだわりがあるなら、売っているお店を選ぶ必要があります。
さらに言うと、取り扱いが充実してるお店をピックアップし、
その中から安かったり量が多いお店を選んで買いに行くのがベストです。

証券会社での話に当てはめて説明するね。
- お店 → 証券会社
- 味噌 → 投資先
今人気のある米国株も、
取引できる証券会社は多くあるものの取り扱い銘柄の数には差があります。
先ほどの「味噌の例」では、自分が買いたい商品は既に「メーカー・仕様・価格」が定まっていました。
投資の話にすると「明確な銘柄」が定まっている状態。
もしこれが定まっていないなら、そこから決めることから始めることになります。
ジャンルや投資対象のもの自体は同じでも、
詳しく中身を見たら「かかっているコスト・運用方法・もらえる利回り」などに差があります。
- 何に投資するか決める
- それに投資するための「候補になる銘柄」を絞る
- 「候補になる銘柄」が取引できる証券会社を選ぶ
- 口座を開設
- 取引
結構めんどうで難しいと思うでしょう。
なので最初は「買えればそれでいい」でも構いません。

とりあえず覚えておくのは、
商品数が均一ではなく、もっと良いものや条件が他に存在する場合もあること。
投資先にあった証券会社

投資先によって、使う証券会社の最適解は違う。
完璧な証券会社はない。それぞれに良いところがある。

株・債券・ゴールド・暗号資産それぞれ違うよ。
まずは、投資先から。
経験の浅い初心者にやりやすい投資先は、以下が挙げられます。
- 日本株
- 米国株
- 投資信託
- 金
- 暗号資産
以下の表は、投資先に対して強みがある証券会社をまとめたものです。

投資するものに応じた証券会社を持ち、使い分けるのが常識
投資先 | 向いてる証券会社 |
---|---|
日本株 | 楽天証券・SBI証券・GMOクリック証券 |
米国株 | moomoo証券・楽天証券・SBI証券 |
投資信託 | 楽天証券・SBI証券・auカブコム証券 |
金 | 楽天証券・SBI証券・マネックス証券 |
暗号資産 | GMOコイン・Coincheck |
一つずつ選び方やポイントを解説していきます。
楽天証券・SBI証券・GMOクリック証券
日本株は国内の株の為、一番取引がしやすいです。
取り扱い銘柄の数では証券会社での差はないと言っていいでしょう。
違いが出るのが売買手数料で、各証券会社がそれぞれプランを用意しています。
条件がある場合もありますが、無料のプランもあり
取引にかかる費用が少なく出来るため、多くの投資家が活用しています。

手数料を抑えて売買できる証券会社を選んで
手数料が低い設定にしてから取引しようね!
- 売買手数料が無料のプランはあるか
- 売買手数料が無料のプランの条件はどんな感じか
moomoo証券・楽天証券・SBI証券
取引は、日本の通貨「円」ではなくアメリカの通貨「ドル」での買付となり、
かかる手数料が日本株よりも多くなる傾向にあります。
円からドルに両替することを「ドル転」と言いますが、これには手数料(為替手数料)がかかります。
また、取り扱い銘柄は十分とは言えないケースが多いです。
自分の取引したいと思っているものが売買できるのかも確認する必要があります。

いくつかかかる手数料を総合的に見て、コストの少ない証券会社を選ぶといいね!
- 為替手数料は低いか
- 売買手数料は低いか
- 売買できる銘柄は十分か
楽天証券・SBI証券・auカブコム証券
投資信託は、証券会社で扱う商品の1つであり、それぞれの証券会社が特徴的な商品を販売しています。
100円から購入ができ、初心者の方も始めやすいですが、証券会社ごとの違いがわかりづらいこともあります。

特に違いが出るのが「iDeCo」と「クレジットカードでの積立」
特定の取引方法においての売買できる商品で差がでるため、自分の売買したい商品ができるか確認しましょう。
- 取り扱い銘柄
- 売買したい銘柄が購入の仕方に対応しているか
楽天証券・SBI証券・マネックス証券
ゴールドの投資の方法は多様ですが、これに特化している証券会社がありません。
株や投資信託のように取引もできますが、証券会社ごとに取り扱い銘柄にバラツキがあったり
金の積立をサービスとして行っている証券会社もありますが、費用はそこまで安いとは言えないのが現状。
そして、ゴールドは「保有することにかかるコスト」がつきものです。

投資の仕方は日本株・米国株と同じで、取引手数料や管理手数料の安いものを選ぶといいよ。
- 取引の方法が、自分のしたいものに対応しているか
- 取り扱い銘柄の数
GMOコイン・Coincheck
暗号資産は、株やゴールドとまた別物です。
「最小いくらから売買できる」などもあるため、株よりも少額で始めることも可能です。
証券会社によって30種類以上取り扱っているとこもあれば、10種類以下のところもあり差が大きいです。
サービスにも差があり、自動積立ができる証券会社もあるため便利に使うとより良いでしょう。

株よりもハードル高いので、自動積立などのサービスが充実してるのも良いね。
- 取り扱っている暗号資産の種類
- 売買手数料
- サービスが充実しているか
買付の仕方にあった証券会社

買付の仕方は、1種類ではない。
スマホで申し込み、設定することで自動化する方法もある。

自分のしたい買付の方法に対応してるところを使うといいね!
投資の売買はモニターいっぱい見ながら張り付いてトレードするイメージがありますが、
実際はこのイメージ像は少数派です。
買付の仕方は以下が挙げられます。
- 自分で売買
- クレカ積立
- 銀行から自動引き落とし
以下の表は、それぞれの購入の仕方に適した証券会社をまとめたものです。
投資先 | おすすめ証券会社 |
---|---|
自分で売買 | 楽天証券・SBI証券・auカブコム証券 |
クレカ積立 | auカブコム証券・マネックス証券・PayPay証券 |
自動引き落とし | 楽天証券・SBI証券・GMOクリック証券 |
それぞれ、どのように選んでいるか解説します。
楽天証券・SBI証券・auカブコム証券
取引するのあたり通常だと手数料がかかり、この手数料は証券会社によって違います。
証券会社によりプランが選べるようになっており、「1約定制」と「1日定額制」から選べます。
プランの呼び方 | プラン内容 |
---|---|
1約定制 | 1回の取引ごとの手数料を抑えるプラン |
1日定額制 | 1日の約定金額の合計が一定以下なら手数料が安いプラン |

少額からはじめるなら、「1日定額制」のプランがいいよ。
「1日定額制」は、1日の中で証券会社によって定めてある額以内なら無料のこともあります。
よっぽど大きい額でしないなら、ずっとこのプランで良いでしょう。
また、銀行と連携させ入出金が簡単であることも使いやすさに繋がります。
「楽天証券と楽天銀行」のように同じ会社だと出金も自動にできたりと便利です。
- 1日定額制の額が大きさ
- 入出金のスムーズさ、簡単さ
auカブコム証券・マネックス証券・PayPay証券
クレジットカードの引き落としで買い付けをすることができ、還元率分のポイントを得ながら積立を行うことができます。
以前は、条件が簡単で積立で得られる還元率もよかったのですが、現在は縮小傾向にあります。

還元率やポイントの付くルールや条件変わりがち。チェックはするようにしようね。
- クレジットカード積立の還元率
- ポイントのつく条件やルール
楽天証券・SBI証券・GMOクリック証券
設定した銀行から自動で引き落としになり、積立を行うことができます。
サービスの一つであり、証券会社によって額や引き落とし日が違います。

できない証券会社もあるので、できる証券会社をうまく使っていきたいね。
自動積立に手数料がかかることもなくリアルタイムの引き落としになるため、
初心者でも少額の資金からやりたい方におすすめの購入方法です。
- 銀行から引き落としするサービスがあるか
- 積立を設定する最低額はいくらか
証券口座を作る
実はここが一番の難関です。


初めての証券口座。何をどうしていいのかわからず
投資を始めれない方がすごく多いんだよね。
投資のチャンスはいつ来るかわかりません。
もし、その時に口座が無いとチャンスを指を咥えて見送るしかありません。
証券口座を開く時に気にかかることは以下のことではないでしょうか。
- 口座の開設や管理にかかる費用
- 必要なもの
- 開設のやり方がわからない

複雑そうに見えてるわりに
実際にしてみたら簡単だから大丈夫だよ!
口座の開設や管理にかかる費用


特にネット証券の場合
口座を開設する時も、持っている時もかかることがないので大丈夫。
かかるケースのことをあげるなら「店舗型の証券会社や海外の証券会社」です。
「口座管理料」「維持費」「管理費」「年会費」などで手数料がかかることもありますが、
条件を満たすことで無料にできることもあるので使い方次第とも言えます。
必要なもの

開設に必要なものは多くありません。
主に以下が挙げられます。
- スマホ or 端末 or パソコン
- 免許証 or マイナンバーカード

銀行の口座を開くのと変わんないよ。
収入やどのくらい資産があるかなどの入力もありますが、厳密にではなくてもある程度あっていれば審査に影響はないようなので大丈夫です。
しかしながら、口座開設の審査は証券会社によって多少違いがあり審査に通らない場合もあります。
口座開設に必要なものは、どの証券会社も同じなので
少し時間をおいて他での開設を試してもいいかもしれません。
開設する時のポイント

開設の方法は、証券会社ごとに動画を出しています。

動画を見てみて、不安ならメモしながら進めるといいよ。
動画を見てやるにしろ
口座を開くにあたり、いくつかポイントがありますので解説します。
それが以下の2つ。
- 開設する口座は「特定口座の源泉徴収あり」
- NISA口座は、とりあえず保留

銀行の口座に「普通・当座・定期」と種類があるように、
証券口座にも種類があるの。
「一般口座」と「特定口座」
- 一般口座:自分で確定申告を行う必要があるタイプの口座
- 特定口座:「源泉徴収あり」と「源泉徴収なし」の2パターン。
- 源泉徴収あり:確定申告は原則不要
- 源泉徴収なし:確定申告が必要だが、しやすくなっている
「一般口座」「特定口座」の違いは、利益が出た時の納税の仕方です。
特定口座だと、無料で自動で税金の処理をしてくれるので便利です。

とにかく初めは、「特定口座の源泉徴収あり」を選ぶと理解すれば良いよ。
絶対保留しろというわけではありません。

NISAはこの証券会社にする!と決めてるなら別だけど、
特に理由がないなら、まずは「特定口座」だけ開設するといいよ。
- 後からでも、申込できる
- 他の証券会社で「はじめ直す手続き」が面倒
- 証券会社によってお得度、使いやすさ、取り扱い銘柄が違う
一度申し込んで、他で改めて始めることも出来ますが、手続きが待っています。
出来れば申し込みした証券会社のまま使っていきたい。
証券会社選びと同じことが言えますが、
取り扱い銘柄や買い付け方法の差、買い付けでポイントを獲得できたりとお得度も違うので
吟味する必要があります。
NISAという制度が、利益に税金がかからないお得な制度のため、
優先的に長い期間その証券会社を使うことになり「是非ウチを使って!」となりますが
あなた自身は焦ることはありません。

あとから、申し込むことも出来るから大丈夫だよ!
特に理由がないのであれば、初めは申し込まなくてもいいでしょう。
NISAは、一人一つ。
申し込みがまだなら、後からでも申込できるので検討してからでも遅くない。
よく聞くiDeCoは🤔??
iDeCoは資料請求をしたりと少し開設に手間がかかります。
2024年の制度改正により、以前よりも申し込みがしやすくなりました。
しかしながら、NISAのように口座開設の同時にするような手軽さではありません。

証券会社によって、取り扱い銘柄や手数料の違いが大きいよ。
比べてどこがいいか吟味しようね。
節税できる良い制度だが、行うのは投資であり長い期間使うことになる。
証券会社・投資先の選択は慎重にする。
入金する

入金の方法はいくつかあります。
- 自分で振込
- 銀行から振替
- スイープ
それぞれ解説します。
手動で銀行から自分の証券会社へ振込を行い入金する方法です。
ATMから行うことができるため、スマホの電池が切れてたりしても入金できる方法です。

出先で現金だけあれば入金できるので、覚えておいてもいいかもね!
振込ということもあり、振込手数料がかかってしまうのがデメリット。
振込手数料のかからないネット銀行などを活用し無料に振込すればデメリットはカバーできます。
証券会社から操作して、銀行口座からお金を持ってくる入金方法です。

知っている範囲では、できない証券会社はないよ!
多くの証券会社で無料で入金することができるため、おすすめの方法です。
振替のする曜日によっては、すぐに残高に反映されないため計画的に行う必要があります。
証券会社によっては振替に対応していない銀行もあります。
自分の使っている銀行から振替することが出来るか確かめておくと安心です。
証券会社に連携できる銀行を設定して、入出金をする自動で行えるサービス

資金を買付までは銀行の口座に入れておける便利機能だよ。
対応した銀行を持っていないと、使えない入金方法と言えますが
両方を同時に申し込んで開設するというのも珍しくなく、どちらかしかなく使えないということは少ないです。
便利ではありますが、全ての証券会社でできるわけではありません。
スイープの機能が使える組み合わせの一例として以下が挙げられます。
組み合わせ | サービス名 |
---|---|
楽天証券 × 楽天銀行 | 自動入出金(スイープ) |
SBI証券 × SBI新生銀行 | SBI新生コネクト |
SBI証券 × 住信SBIネット銀行 | 預り金自動スィープサービス (SBIハイブリッド預金) |
auカブコム証券 × auじぶん銀行 | 自動出金サービス |
証券会社によっては、証券口座に設定した額を残しておく機能あったり若干の違いはあるもののほとんど機能は同じです。
設定をすることで使うことができますが、
証券会社によってはどこで設定するのかわかりづらいこともあります。
この他にもスイーブの機能がある証券会社があるので便利に賢く使っていきたいですね。
取引準備完了

入金までできたら、取引の準備は完了です。

ここまでが「投資の始め方」であり、「初心者が投資を始めるまでの手順」。
【初心者は何から始めるといい?】と大きなスケールで見る難しそうに感じますが
細かく区切ることでなんかできそうに思えてきませんか?
投資は難しい・危ないというマイナスイメージがまだ強いのが現状です。
しかし小さく少しずつでも投資を始めて積んでいく経験は、失いようのない財産になります。
投資に限りませんが大変なのは「始めること」と「やめないこと」です。
コレをお読みの方の手助けになれましたら幸いです。
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